ホワイトダックダウン85%羽毛入り寝袋（シェラフ） オレンジ(他の色もあり)

「この前、キャンプに山籠りしに行ってきたんだよ。」
「どこに行ってきたの？」
「それは言えない。仲間内で内緒にしているところだからな。」
「へいへい。でも、この季節だから、寒かっただろう。」
「この季節でなくても寒いところだったよ。」
「わざわざ寒いところに行かなくてもいいのに。僕なんかスキーも行かないぞ。」
「寒い時に寒いところに行くのがいいんだよ。」
「そういうもんかねぇ。」
「でも、みんな、寒そうだったな。僕は違うけど。」
「どうして寒いところに行って寒くないんだよ。夜は冷えるだろうに。」
「寝袋に秘密があるのさ。」
「分厚いのを持って行ったのか？」
「収納袋に入れれば約30cm×60cmの大きさだから、小さい小さい。」
「普通じゃん。」
「寝袋としてはちょっと大きめなんだよね。だから、中に毛布を被ってから入ることができた。まぁ、毛布がなくても暖かかったけどね。この寝袋を使うのが最初だったから、念のために毛布を持って行ったんだ。」
「ほうほう。」
「そしたら、ぬくぬくでちょっと暑いくらいになったよ。」
「そりゃよかったね。」
「そのことを、キャンプから帰ってから妻に言ったら、それ以来、昼寝用に使っているらしい。」
「昼寝に寝袋ですか。布団で寝ればいいのに。」
「まぁ、いいじゃない。寝袋として使うといいことがあるんだって。」
「何が？」
「エアコンを使わなくて済むから暖房代が助かるし、ウチのエアコンだと乾燥するけど、寝袋の中は乾燥しなくて済むからね。」
「なるほど。」
「普段寝る時も、ベッドの布団だけで寒かったら、寝袋のファスナーをすべて開けて広げればシングルサイズの羽毛布団になるから、上からかけて寝てる。」
「キャンプ用品かと思ったら、普段の布団としても使えるということか。しかも、羽毛布団ならいいじゃないか。」
「いいだろう。」
「いくらなの？」
「税込で7,980円だよ。」
「羽毛布団が7,980円って安いねぇ。買った！」
(上記の会話は、架空の会話です。)